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熊本地方の方言で、「もっこす」という言葉があります。意地っ張りとか、頑固とかいう意味です。出会った3人に共通していたのは、まさにその「もっこす」ぶりでした。
泉忠義氏は、15歳から山林業ひと筋。地元の山は知り尽くしておられます。この方が、長年こだわってこられたのが、先に述べた"秋から冬にかけて伐採した杉を、葉をつけたまま乾燥させる"、いわゆる「伐り旬の葉枯らし」という方法でした。
じつは、これは、自然の理にかなった昔ながらの知恵。秋から冬は木の水分が少なく、また、葉をつけたままだと乾燥が促進されるため、カビや腐りが入りにくいという、木の特性を生かした乾燥法です。しかし、伐ってすぐ市場に出せないため、古い非能率なやり方だと、無視されてきたのです。この方法に、泉社長はあえてこだわり続けてこられました。
尾方会長は、周囲の製材所が次々と廃業していく中で、黙々と木を挽き続けてきた人。建物や機械は古くても、それを使いこなすのが職人の技。どんな細かい注文でもこなすという腕と誇りを持っておられます。
そんなお二人と、国産材にこだわり、まわりから何を言われても方針を曲げなかった小山は、すぐに意気投合。
"必要な木材を必要なだけ揃えてくれる、最強の山元"と、"必要な部材を必要な寸法に挽き方を頼める、名人かたぎの製材所"を得て、新産住拓の「人と環境にやさしい住まいづくり」は大きく一歩を踏み出したのです。
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