

シックハウス症候群という言葉が、日本で知られるようになったのは、1990年代の終わり頃からです。新築の家に引っ越して間もなく、めまい、頭痛、湿疹、呼吸器疾患など体調不良の症状が現れるもので、せっかく建てた新築の家に住めなくなる人も出るなど、大きな社会問題になりました。
その後、シックハウス症候群の研究にいち早く取り組んだ北里大学などの研究成果により、体調不良の大きな原因の一つが、新建材に含まれる化学物質であることが明らかになりました。新産住拓では、自然素材にこだわり、有害な化学物質を排除した家を建ててきましたが、そこで安心するのではなく、自社で建てた家の空気環境の測定や分析を行い、目に見える数字で、お客様に安心をお届けしてきました。
空気環境にはいくらこだわってもこだわりすぎということはない―。それが1990年代から、空気の質にこだわってきた私たちの結論です。
健康住宅・空気質の基準は赤ちゃん。

平均的な成人が1回の呼吸で摂取する空気の量は、約500ミリリットルと言われています。また、1分間の呼吸数は平均15回とされていますので、1分間で約7500ミリリットルの空気を呼吸していることになります。これを1日分に換算すると10,800リットルとなり、牛乳ビン54,000本分に相当します。
これだけ大量にからだの中に取り込まれる空気が、汚染されていたらどうなるか。
もし家に、抵抗力の弱い赤ちゃんやお年寄り、病人が暮らしているとしたら・・・。
また、妊娠中の母親を通して、胎児もその空気を呼吸するとしたら・・・。
新産住拓は、健康な成人ではなく、化学物質に対する感受性の高い赤ちゃん、胎児に基準をおいて住まいづくりに取り組むことが何より重要と考えています。


室内の空気品質を良くするには、化学物質の入った材料を使わないことが一番です。新産住拓では、構造材として、太陽と風の力で乾燥させた地元九州の木材を使用し、フローリングにはスギ、ヒノキなどを使用しています。もちろん接着剤を使う合板は一切用いません。
また、赤ちゃんがハイハイしたり、お父さんが寝転んだりと、直接肌に触れる機会の多い畳には、天然のイグサを使用しています。このイグサは八代市で、有機栽培され、泥染めを一切行わず、自然のまま乾燥させたもの。そのイグサで織り上げられた畳は、香りも清々しく、からだにやさしい健康畳です。
ワックスなどの塗料には、舐めても安全な植物性のものを使用、塗装表面にほとんど塗膜を残さないオイルフィニッシュ仕上げで、木の呼吸を妨げない工夫をしています。

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