2016年熊本地震について

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「平成28年熊本地震」を経て

これまでに経験のない揺れと恐怖を感じた2016年4月14日午後9時26分。
翌早朝から対策本部を設置し、「まずはホームオーナー様のお住まいの応急措置から」と
会社の方針を決め、新築工事は一時ストップ。
まさかこの後、日をまたいですぐに、さらなる大きな揺れに見舞われるとは夢にも思いませんでしたが、
凄まじい揺れが収まった後、真っ先に思い浮かんだのは、
やはり当社でお住まいを建てていただいたホームオーナー様のことでした。

「地震や台風に強い住まいづくり」を実践してきた自負はあるものの、
たくさんの家屋が倒壊したり、傾いている様子を目の当たりにして、
一刻も早いホームオーナー様とお住まいの無事を確認をするべく、
全社員による戸別の訪問、応急措置後の設計メンバーによる点検を行い、
全社員一丸となって取り組みました。
社員も被災者でしたが、幸い大きなケガもなく、
業務を遂行できたことは不幸中の幸いでした。

点検後の復旧工事につきましては、職人さん自身の被災も多かったことと、
流通経路の遮断により資材が不足したことで、皆様のご期待に添えない場合もあり、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
皆様大変な中にも、心温まるお言葉やお葉書を頂戴しました。
心より御礼申し上げます。

瓦、屋根の本復旧には有り難いことに、
県外から専門職の方々が常時30名前後応援に来ていただきました。

住まいの大前提は、「命と財産を守る」こと。

当社で施工した6,000棟を超える住まいの中で、地震の揺れによる倒壊がなかったことは、創業以来、
先輩社員やパートナーが其々に安全・安心の住まいづくりに真摯に取り組んできた結果だと思います。
私たちはいつでも地域の皆様から必要とされる企業でありたいと願い、創業以来の会社の理念
「会社はお客様のためにある」この言葉を大事に、決して忘れることなく実践してまいります。

「新産住拓」はお客様にとって幸せの城である住まいを限りなく探求、実現していくために、
「住まいを拓く=ひらく」という使命感を社名にしています。
この「拓」の字に込められた創業者の想いを胸に、これからも助けあい、
励ましあって後世に残る誇れる住まいづくりに挑戦してまいります。