新産住拓は、2024年11月7日で創業60周年

新産住拓は、2024年11月7日で創業60周年

ご挨拶

代表取締役社長 小山英文

これからも、
お客様と地域に
貢献し続けるために。

代表取締役社長小山 英文

新産住拓は2024年11月7日、創業60周年を迎えます。
これもひとえに長年にわたりご支援いただいたお客様はもとより、地域の皆様、施工パートナーの皆様と、これまで事業に携わってきた多くの諸先輩方のご尽力の賜物と心から感謝を申し上げます。

振り返れば60年の歴史の中には幾多の苦難がありました。
特にこの10年は熊本地震、熊本豪雨、そして新型コロナウイルスと大きな災禍を経験しました。こうして60周年を迎えることができるのは創業の精神である「会社はお客様のためにある」という理念・使命感を貫いてきたからです。

創業者は生前、「理念を忘れず真剣に努力を重ねれば、お客様や地域社会が私たちの応援団になっていただける。その為にも地域社会から必要とされる企業にならなければならない。」と私たちに遺しました。それは現在も私たちの行動指針となっています。
私たちはその理念を、お客様、施工パートナー、地域社会、共に働く社員、そして未来世代のために継承しつつ、これからもお客様と地域に貢献し続けるために、様々な挑戦をしてまいります。

当社では現在、社歴や職種を超えて集まった社員たちがそれぞれのプロジェクトでSDGs達成に向けたアクションを実践中です。
これからも熊本の自然を守りながら、暮らしを豊かにする住まいづくりと共に、それを支える人づくりに注力し、ライフサポートの充実を図る幸せ創造企業として邁進いたします。

これまでの歩み

  • 1964
    新産土地センターを設立し、住宅地の分譲を始める(熊本市中央区下通)
    1. 新産土地センターを設立し、住宅地の分譲を始める

    新産業都市建設のスタートと同時に創業。県民の立場から人々の生活基盤の1つである「住まいづくり」「街づくり」を通じて、熊本の発展に貢献することを誓い、社名の冠に「新産」と名付けました
  • 1965
    「新産土地株式会社」に組織変更(その後、「新産住拓株式会社」へ社名変更)
    宅地を分譲販売するにあたり、誰でも安心して宅地が買えるようにと、熊本で初めて土地の定価販売を手がけました
  • 1973
    土木・建築部門へ進出
    都市計画法の改正に伴い、宅地造成が本格化。新産土地の住宅部門を独立させ、建て売りから始めました
  • 1974
    企業使命感「住拓憲章(5つの誓い)」を宣言
    創業10周年時、当時タナベ経営の竹原義郎氏の指導のもと、経営使命感を確立したものです
    お客様へ5つの誓い
  • 1976
    「新産住拓株式会社」へ社名変更
    「住拓」には、人にとって最適な住まいとは何か、人にとってベストの住まいはいかにあるべきかを常に探求し、開拓し続けたいとの思いが込められています
    社名へ込められた想い
  • 1978
    本社を熊本市中央区花畑町(住友生命ビル7F)へ移転
    お客様とのお打合せや社員増加に伴い、事務所が手狭となり、当時寿屋本部の後に入居しました
  • 1986
    CI(「新・くらし提案)導入)
    1. CI(「新・くらし提案)導入)

    さまざまなお客様の声にお応えしたい、もっと深く暮らしづくりに関わりたいという想いから、創業22周年を機にCIを導入しました。コーポレートマークを一新させることで、新たな挑戦のはじまりをお知らせしました
  • 1992
    本社を現在の熊本市南区近見へ移転
    1. 本社を現在の熊本市南区近見へ移転/自社プレカット工場を新設・稼動

    プレカット工場の新設にあたり、住宅資材等の倉庫、車輛の運搬、大型トラックの運行を考えて近見に移転しました

    自社プレカット工場を新設・稼動
    本社移転とともに熊本市南区近見に工場を建設。自社プレカット工場の計画には、当初反対や否定の声も多くありましたが、コスト削減や工期短縮につながるため、すべてはお客様のためであると決行し、稼働しました
  • 1995
    阪神淡路大震災を教訓に「地震に強い住まいづくり」への取り組みを強化
    安全であるはずの住まいが倒壊したことで、多くの人命が奪われました。「なんとしても地震に強い住まいを作らねばならない」という決意の下、木材の素材品質と施工品質の向上、耐震(防腐・防蟻)木材の加工処理・耐震補強金物・全棟地盤調査・独自の耐震設計などの改良による耐震性・耐久性のさらなる向上を図りました。この時取り組みを強化したことが、この21年後に起こった熊本地震の揺れによる建物の倒壊ゼロという結果につながりました
    地震・台風に強い家

    南九州地域木材流通多良木団地進出調印式
    1. 南九州地域木材流通多良木団地進出調印式

    球磨郡多良木町より町の誘致企業として、南九州地域木材流通多良木団地での工場建設に着手
  • 1996
    多良木プレカット工場を球磨郡多良木町に落成
    木材流通産直システム誕生
    1. 多良木プレカット工場を球磨郡多良木町に落成/木材流通産直システム誕生

    泉林業の泉忠義氏と尾方製材の尾方猪八郎氏との出会いから、市場を通さない直接取引が実現しました。この独自の流通システムにより、高品質の木材を安く提供することができるようになりました
    近くの山の木
  • 1999
    全国で初めてホルムアルデヒト濃度を公開測定
    シックハウス症候群(合板の接着剤や塗料に使用されていたホルムアルデヒドなどの有害な化学物質によって引き起こされるアレルギーなどの健康被害のこと)を引き起こす、有害化学物質を含まない健康な住まいづくりに着手しました。そして、WHO厚生労働省の濃度指針値0.08ppmを大きく下回ることができ、健康住宅を実現しました
    住まいの空気質

    台風18号を教訓に耐震・耐風工法標準仕様へ(瓦全数ステンレスビス留めを採用)
    1999年9月の台風18号により、当社でご建築頂いたお客様宅の瓦が飛び、隣家にご迷惑をおかけする事例が発生。そこで、台風常襲地帯と呼ばれる鹿児島の知覧・枕崎に赴き、屋根施工技術を学びました。これをきっかけに、熊本ではじめて全棟ステンレスビス留め・防災陶器瓦の標準採用・流し桟工法の耐震、耐風工法に変更しました
    地震・台風に強い家
  • 2004
    球磨郡相良村柳瀬に人吉工場を取得
    東京ドーム約6.4個分(約3万平方メートル)に相当する広大な敷地に、約1万立方メートルもの木材をストックし、年間250棟分の木材を安定供給できる仕組みが整いました
  • 2005
    九州初のSGEC(緑の循環)認証会議より認証林産物取扱認定事業体として認証される
    1. 九州初のSGEC(緑の循環)認証会議より認証林産物取扱認定事業体として認証される

    全国の住宅会社で2番目の取得となりました。森林を持続的経営することでCO2を吸収し、地球環境を守りつつ、環境へ貢献するという社会実現に少しでも寄与したい、という願いから認定を取得しました


    第14回くまもと環境賞受賞
    熊本の木を使った人と環境にいい住まいづくりの取り組みが評価されました
  • 2006
    代表取締役会長に小山幸治、代表取締役社長に小山英文が就任
    8月1日、創業者・小山幸治が42年間社長を努めあげ、会長に就任。創業50周年に向けての新体制への移行期間とし、経営基調を「真剣」と掲げました。新社長は「創業者の想いを引き継ぎ、あるべき姿を真剣に追い求める社風を構築し、なくてはならない存在価値を確立していく」と力強く宣言しました
  • 2008
    国土交通省採択事業、第1回超長期住宅先導的モデル事業に選ばれる
    超長期住宅先導的モデル事業は、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会において、モデルとなる住宅のあり方を普及・啓発を図ることを目的としており、独自の産直流通システムによる、県産材の安定した品質の確保、流通に関する仕組みが評価されました
  • 2010
    2010年度グッドデザイン賞受賞「熊本の木の家」LCCM提案住宅(光の森住宅展示場)
    1. 2010年度グッドデザイン賞受賞「熊本の木の家」LCCM提案住宅

    熊本県内の住宅会社で初の受賞。100%国産の天然乾燥・森林認証材を活用して空間デザインを行なった住まいです。「グッドデザイン賞の理念」が、新産住拓の「基本理念」や「思想」と重なっていることから、2010年度より挑戦することになりました


    100%国産材の住宅生産の取り組みで農林水産大臣、経済産業大臣より「農商工連携88選」認定
    1. 100%国産材の住宅生産の取り組みで農林水産大臣、経済産業大臣より「農商工連携88選」認定

    農商工連携とは、農林漁業者と商工業者等が通常の商取引関係を超えて協力し、お互いの強みを生かして商品の開発、生産を行い、需要の開拓を行うことです
  • 2011
    2011年度グッドデザイン賞受賞「熊本・四季窓のある家」「小さな杉の家」
    1. 2011年度グッドデザイン賞受賞「熊本・四季窓のある家」
    2. 2011年度グッドデザイン賞受賞「小さな杉の家」

    2作品受賞。「熊本・四季窓のある家」は、熊本の地域特性(気候風土など)を大切に、その土地にあわせた風道・光道、それを適正に取り入れることができる開口部デザインにこだわった住まいです。「小さな杉の家」は、近くの山の木でつくる、心安らぐ自然素材に包まれた健康住宅。木の良いとこ取りをせず、節有・無節・柾目・板目・柱・板などさまざまな木を適材適所に活用した住まいです
  • 2012
    多良木プレカット協同組合設立
    「熊本県緑の産業再生プロジェクト促進事業」で全自動のプレカット加工機械を導入しました。天然乾燥の地域材や森林認証材など、良質な木材を提供し続けるという重要な役割を担っています

    2012年度グッドデザイン賞受賞「縁のある家」
    1. 2012年度グッドデザイン賞受賞「縁のある家」

    季節に合わせた風の道・光の道を取り入れることができる開口部と「縁」、「軒・庇」を取り入れました。室内と「縁」と庭のつながりから生まれる豊かな暮らしが叶う住まいです
  • 2013
    4月21日 創業会長永眠(満77才)
    最後の出社は3月21日。仕事が命と言わしめる創業者でした。5月8日に行なったお別れの会で、多くの方に参列いただきました

    2013年度グッドデザイン賞受賞「にわやリビング」「つなぐ家」
    1. 2013年度グッドデザイン賞受賞「にわやリビング」
    2. 2013年度グッドデザイン賞受賞「つなぐ家」

    2作品受賞。「にわやリビング」は、「にわや(土間)」に周りの自然が生み出す涼風を通し、厳しい熊本の暑さの中でも快適に過ごすことができる通り土間がある住まいです。「つなぐ家」は、阿蘇外輪山の麓、木々に囲まれた集落に佇む築100年の古民家をリノベーション。人とつながる・空間をつなげる・時間をつなぐ住まいです
  • 2014
    2014年度グッドデザイン賞受賞「ガラスシャフトの家」
    1. 2014年度グッドデザイン賞受賞「ガラスシャフトの家」

    「繋がる」「抜ける」「通す」「輝く」様々な機能と心地よさを生み出すガラスのシャフトを取り入れた住まいです
  • 2015
    2015年度グッドデザイン賞受賞「もやいの家」(熊日RKK住宅展)「『ナナメ』のある家」(KKT荒尾総合住宅展示場NEO)「自適荘 ~住宅医によるストック活用型社会への取組み~」「熊本の杉厚板工法」
    1. 2015年度グッドデザイン賞受賞「もやいの家」
    2. 2015年度グッドデザイン賞受賞「『ナナメ』のある家」
    3. 2015年度グッドデザイン賞受賞「自適荘 ~住宅医によるストック活用型社会への取組み~」
    4. 2015年度グッドデザイン賞受賞「熊本の杉厚板工法」

    4作品受賞。「もやいの家」は、緩やかに深い軒を持つ半外空間や、室内でありながらソトとウチを曖昧に繋ぐ通り土間など、人と人、人と自然が触れ合う場となる空間づくりを行いました。「『ナナメ』のある家」は、新築はもちろん、リノベーションやエクステリアなどにも取り入れやすく、汎用性のある「ナナメ」空間を活用した住まいです。「自適荘 ~住宅医によるストック活用型社会への取組み~」は、住宅医とともに築80年の古民家再生を行いました。「熊本の杉厚板工法」は、地域の気候・風土に適した材料を活用し、適正な強度と性能・構造美を持つ工法です
  • 2016
    熊本地震発生
    4月14日・16日に震度7の地震が2度発生。新産住拓で建てた住まいで揺れによる倒壊はありませんでした。展示場の営業をストップし、施工中の現場もお客様に了解をいただき一時ストップ。全社員でホームオーナー様への地震対応優先で業務を行いました
    2016年熊本地震について

    「復興ビジョン」を揚げる
    4月に発生した熊本地震からの復旧・復興に際して、掲げたビジョンです。「被害のお客様の復興を最大限優先すること」「社員とパートナーの安全と生活の安心を守ること」

    熊本県が認めるブライト企業に認定
    「ブライト企業」とは、労働環境や処遇の向上を推進するなど、県民の県内就職促進に取り組んでいる熊本県の造語です。働く人がいきいきと輝き、安心して働き続けられる企業として認定されました

    2016年度グッドデザイン賞受賞「凹ハウス」(光の森住宅展示場)
    1. 2016年度グッドデザイン賞受賞「凹ハウス」

    半ソト半ウチ(中間領域)の効果を持つ「凹(くぼみ)空間」。昔ながらの建築手法である「縁」を取り入れたこの空間は、プライバシーを確保しつつ、光と風を取り込むことができます
  • 2018
    2018年度グッドデザイン賞受賞「ユカトレル」(KKT合志総合住宅展示場)
    1. 2018年度グッドデザイン賞受賞「ユカトレル」

    室内の「ユカ」材を季節や用途、生活スタイルなどに応じて自由に「トレル」住まい。同じ間取り・空間であっても暮らしに “可変性” と “可能性” を付加するアイデアです
  • 2019
    2019年度グッドデザイン賞受賞「阿蘇の家」
    1. 2019年度グッドデザイン賞受賞「阿蘇の家」

    住まい手から住まい手へ受け継ぐ、古民家リノベーションを施した住まい。地域との繋がりを大切に、残したい原風景や構造美を活かしつつ、現代のライフスタイルに合わせた住まいへと生まれ変わりました
  • 2020
    熊本県男女共同参画推進事業者に認定
    男女共同参画の推進に積極的に取り組んでいる事業者(企業または団体)を熊本県知事が表彰し、その取り組みを周知し、波及を図ることを目的として認定されました

    くまもと環境賞・永年活動表彰受賞
    2005年の受賞以来、10年以上継続して活動を続けていることが評価され、受賞しました

    2020年度グッドデザイン賞受賞「ひとみなの家」
    1. 2020年度グッドデザイン賞受賞「ひとみなの家」

    「ひとみな(人皆)」は、「みんな」を意味します。地縁のない人でも地域コミュニティに馴染み、人と建築が繋がり、継承され持続していくことを目指した住まいです
  • 2021
    第1期熊本県SDGs登録事業者認定
    1. 第1期熊本県SDGs登録事業者認定

    熊本県内の企業等が、自らの活動とSDGsとの関連性を認識し、SDGsの達成に向けた具体的な取組みを推進することにより、SDGsの普及を促進することを目的として認定されました
    SDGsの取り組みについて

    2021年度グッドデザイン賞受賞「Kurashi」
    1. 2021年度グッドデザイン賞受賞「Kurashi」

    住居としての「家づくり」ではなく、「くらしづくり」。働き方・働く場所・くらし方の変化が進んでいる現代、仕事面では在宅ワークを、生活面では自然とともに豊かに生きることを目指した住まいです
  • 2022
    熊本市子育て支援優良企業に認定
    子育て世帯等が安心して仕事と子育ての両立ができる、働きやすい職場環境の整備を進める企業として、熊本市より認定を受けました

    2022年度グッドデザイン賞受賞「共育の家」
    1. 2022年度グッドデザイン賞受賞「共育の家」

    コンセプトは「子どもを中心に、家族が共に育て・育つ場となり、子育てやコミュニケーションの輪が広がる住まい」。
  • 2023
    熊本市より感謝状
    熊本市動植物園にスマートゴミ箱(SmaGO)を9台設置。(九州初の常設設置)太陽光搭載のゴミ箱で、ゴミの分量を従来の1/5に抑える効果が期待できます

    2023年度グッドデザイン賞受賞「熊本の地域共棲住宅」(熊日RKK住宅展)「熊本の木のある暮らし」(KAB総合住宅展示場)「熊本の古民家診療所」
    1. 2023年度グッドデザイン賞受賞「熊本の地域共棲住宅」
    2. 2023年度グッドデザイン賞受賞「熊本の木のある暮らし」
    3. 2023年度グッドデザイン賞受賞「熊本の古民家診療所」

    3作品受賞。「熊本の地域共棲住宅」は、コミュニティの形成と地域で共に暮らす新しい住宅の形を提案する住まいです。「熊本の木のある暮らし」では、熊本の気候風土を考慮し、豊かな暮らしの提案と街並みに溶け込むデザインを提案しています。「熊本の古民家診療所」は、山間部に建つ築約140年の古民家を改修した住居併用の歯科診療所です。今回、クリニック建築では、県内初受賞となりました。2010年から累計20作品の受賞となりました
    グッドデザイン賞受賞について